ししおどし

ししおどしは、畑の作物を、鹿やいのししに食べられないように、丈山が作りました。「作物が、食べられないように。」
「人々が、おそわれないように。」と、願って作りました。
丈山は、それからみんなに、尊敬されました。僕達は、
人のために物を作った丈山の心が、優しいと思いました。

ししおどしは、僧都ともいいます。僧都詩并序とは、
僧都の事を、詩に書いた物です。

だいたいの意味

(そうず)僧都(添水)という農器は、古今集(新古今集)にいう
山田の僧都で、宗祇(そうぎ)という人が言うには言賓(げんぴん)
という奈良時代の高僧の歌によるのではという。田んぼの子農器
であるが、由来するところは古い。
竹筒は一尺(約三〇・三センチ)余り、上が短く下が長い。
首を下流に上げ、尾で石をたたき、まわってトンと音をたてる。
その音は平凡ではなく、春の暁(太陽の昇る前のほの暗いころ)
に喚声が(興奮したり驚いたりしたときに発する叫び声)
起こるがごとくである。・・・・・・もっと知りたい人は、調べてください。

読み方

爰(ここ)に農器あり、之を添水と名づく。添水は僧都なり。古今集に
載する所の山田の僧都とはけだし是なり。宗祇(そうぎ)の言にいう、

ししおどし
僧都詩

山田の僧都は言賓の歌より起こる。まことにゆえあるかな。
田野
の小器たりといえども、由来するところはひさし・・・・・・・
もっと知りたい人は、調べてください。

僧都詩并序